正しい姿勢について

「姿勢をピンっとして!」や「あなは猫背だ!」などと身の回りの方に言われたことはないでしょうか?

正しい、きれいな姿勢とはそもそも何?っと皆様は考えたことはないでしょうか?

姿勢についてご説明致します。

人の背骨のS字彎曲は力学的に一番理想的なカーブと言われています。
重い頭を体のてっぺんに掲げて立つには、頸椎が前弯し胸椎が後弯し、腰椎が前弯するというS字カーブがとてもいい状態。彎曲が過剰になったり不足すつことで姿勢は乱れます。
例えば、胸椎の後弯が強ければ「猫背」になり、腰椎の前弯が強ければ「反り腰」になり、頸椎の彎曲が少ない状態ですと「ストレートネック」になります。

そして、姿勢につられて呼吸の仕方も左右されてきます。
腹圧の低い猫背姿勢では深い呼吸がしにくく、反り腰姿勢では息が吸いにくい状態です。ベストポジションもきれいな姿勢があると正しい呼吸も可能になるということです。

姿勢と呼吸がが整えば、身体にとってどんなメリットがあるのでしょう?!
それはもうメリットだらけです!

1 動きが俊敏になる

2 歩きやすくなる

3 痩せる

4 背が高く見える

5 好感度が上がり、上品に見え、尚且つ自信ありげに見える

などなどです。

そして、身体の中でも好循環がもたらせます。

きれいな姿勢と正しい呼吸(正しい姿勢を保つことにより内臓の肺や気管支の呼吸器系の働きが正常になる。体内の末端まで酸素が行き届き、二酸化炭素の回収も早く行われ、各組織の新陳代謝もアップする) 

副交感神経が優位になる(背骨に沿うように走っているのが自律神経。自律神経は交感神経と副交感神経に分かれ、交感神経は緊張モードを促し、副交感神経はリラックスモードを促します。背骨を中心とする姿勢は自律神経のバランスに関与します。現代社会は交感神経がフル稼働しっぱなしで心拍数が上がり呼吸も浅くなります。正しい姿勢で副交感優位になれば呼吸も深くなります。)

血流が良くなる(交感神経優位、緊張モードですと末端の血管がギュッと縮こまった状態になります。この状態だと生命維持に関わり浅い場所への血液供給を最小限に抑え、心臓や脳など大事なところへ血液を供給しようとします。副交感神経優位になれば末端の血管が広がり、血液は全身巡り良好な状態になります。)

首肩コリ・腰痛の改善(猫背姿勢の場合、最も負荷がかかっているのは左右の肩甲骨を引き寄せる筋肉である菱形筋です。常に前に引っ張られて緊張し肩や背中にコリが生じます。腰痛に関しては猫背や反り腰で症状がでることもありますが、左右の筋肉のアンバランスで筋肉の緊張を伴い腰に痛みを生じやすい。でも、姿勢と筋肉の緊張がほぐれれば改善につながります。)

冷え性の改善(症状が表れる部位は殆ど手足の先です。「夏でも靴下を履かないと眠れない」や「手先がジンジンして冷えているように感じる」など、末梢血管が収縮して血液の巡りが滞った状態。一つの原因として自律神経のアンバランス考えられるので自律神経自体が背骨由来なので、やはり姿勢は大切ですね)

不眠の改善(就寝の直前に体温がいったん上がり、就寝直後に下がることが快眠の大事な条件です。体温が下がるのは体の熱が末端から放出されるからです。手足が冷えて眠れないとうことは、体の中心に熱が溜まりうまく放出できずに体温が下られないためなんです。夕方以降、自律神経である副交感神経が優位になれば血流が促され手足の冷えも改善。結果的に安眠できるようになります。)

胃腸の働きが良くなる(安眠できるようになると睡眠のリズムが整います。ということは、脳や体の刻む体内時計のリズムが整うということになります。これによって自律神経のバランスがさらに良くなり、胃腸の働きも良くなります。この胃腸の働きは自律神経の副交感神経が担っており、肩こりや腰痛交感神経優位になると胃腸の働きは低下してしまいます。ですので、質のいい睡眠がとれるようになると消化器活動も良くなり体の中からも元気良くなります。)

便秘の改善(消化器の動きがよくなって消化吸収のシステムがしっかり作動すると、当然便秘も改善します。腸の蠕動運動を担っているのは副交感神経です。体に必要な栄養は小腸から体内に吸収され、不要なものは大腸経由で体の外へ排出されます。そして、綺麗な正しい姿勢を取ることで腸が圧迫されることもない状態になります。)

体幹の筋肉が鍛えられる(体幹が衰えると、体はそれを補おうと靭帯など負荷をかけ姿勢を保とうとします。それが長年続くと、健康を管理している脳が「この状態が正しい姿勢だ」認識してしましまいます。そして、負荷に耐え切れなくなり腰痛などになってしまします。でも、正しいきれいな姿勢を維持することで体幹の筋肉は常に使われてっていれば、脳はそれが当たり前こととして維持していきます。)

 

このように正しい姿勢が体にとって当たり前になってくると、体にとって良いことだらけってわけです。

私も通院されている患者さんに常々お伝えしていることは「良い姿勢が良い習慣になることで大切ですね」と。

そしてそれが予防になり、「予防に勝る治療なし!」になります。