長年の腰痛の原因とは?
長年腰痛で悩み、特に動き始めの動作が困難になられていた患者さんについて
ご感想いただきありがとうございます。感謝致します。
75歳女性
これまで整体やカイロプラクティックに通院していたが、なかなか腰痛が改善しませんでした。
そんな時、当院に通われている患者さんからのご紹介でいらっしゃいました。
【主訴】
数か月前より腰臀部痛。
太もも上(前面)も突っ張る感じがあるとのこと。
気圧により頭痛もあり。
【問診】
毎朝腰が痛くて起き上がるのも困難。
また椅子から立ちがるときなども腰をかばいながら立ち上がる。
⇒ いわゆる初動時痛があるとのこと。
【検査】
初診時の検査では腰や臀部に圧痛あり。
股関節の可動域検査で股関節の回旋(外旋時)制限やもも上げ(屈曲時)の制限もあり。
そして、背骨の歪みの指標である首・肩(僧帽筋)・ふくろはぎの圧痛検査もどれも著しく痛がっていらっしゃいました。
【分析】
上記の問診や検査をした結果、今回の腰痛の原因は骨盤が前傾傾向だったため腰痛が長引いたと考えられます。
【施術】
施術は骨盤・背骨の歪みを整えること。
歪んだ背骨を1本1本と揺らしながら整えるDRT。
そして、過緊張を起こしている腰臀部の筋肉(多裂筋・梨状筋)を緩めること。
緩めるといってもマッサージではなく、過緊張を起こしている筋肉の拮抗筋(筋肉運動の際に反対の動きをする筋肉のこと)にしっかり働いてもらうように促通運動。
関節を支えて筋肉を単独トレーニングする関節トレーニング。
2つの施術方法で最初の1ヶ月は週に2~3回通院していただきました。
【経過】
施術開始して1~4回ほどは、患者さん自身も「腰が痛い!」や「今日は頭痛が酷い!」などの自覚症状である❝痛み❞で判断されていました。
でも、「施術前と施術後の変化があれば大丈夫ですよ!あとは時間とともに主訴である腰痛も軽減していきますから」とお伝えしました。
それからは施術前の状態と施術後の状態の変化に着目していただき、それからは「寝起きが腰の痛みで大変だったのが楽に起きれるようになった」と仰うようになり、施術中うつ伏せから仰向けになる寝返りも容易にできるようになりました。
あとはこの良い状態を保つよう自宅でもセルフケアをしていただくようご指導させていただきました。
【最後に】
『病院や接骨院、整体、カイロプラクティックなど定期的に通院しても症状が改善しない』もしくは『年のせいだから良くならない』と仰っている方。
症状が改善しないのは、根本的なところが改善していないからだと考えています。
今の現状から良くしたいと思われている方は、ぜひ当院へご相談ください。
お役に立てるようサポートさせていただきます。
※柔道整復師の施術は、骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷(肉離れ)のみ保険適用になります。
その他の慢性的症状は、保険適用外として「整体」として自費で施術を行っております。
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