シビレの症状はご存知ですか?
こんにちは!
横浜市緑区白山整骨院 院長 竹内純一です。
最寄り駅はJR横浜線 鴨居駅になります。
当院は緑区ですが、緑区でも区境で都筑区、旭区、保土ヶ谷区、神奈川区からも当院へ来院できます。
どうぞ、宜しくお願い致します<m(__)m>
私は、問診の時「今回はどうされましたか?」「どこが辛いですか?」と聞きます。(当たり前ですね(^^;)
患者さんは「○○が辛い」や「○○が鈍く痛む」や「○○が痺れる」など言われます。
痛みは厄介だけど、強いか弱いかは、患者さんご自身で判断が大体つきます。
が、シビレとなると、ご自身では一体どうなっちゃっているのか?判断が不能になります。
ですので、シビレの症状は不安に陥りやすい症状だと言えます。
今回のブログは【しびれ(シビレ)】についてです。
シビレには2種類あります。
1つは、ピリピリとした痛みを伴うシビレ。
もう1つは、痛みはないけど感覚が明らかに普通とは違うシビレ。
どちらにしても、軽く視てはいけません。
原因は主に2つ。
A 血液循環が滞って引き起こされるもの。
B 神経が圧迫されて引き起こされるもの。
長時間、正座をした後、足がピリピリして立ち上がれなくなったり、腕に体重をかけた姿勢で、うたた寝をし起きたら腕がジーンとシビレていた。
こういったケースは血管、神経の圧迫が原因ですが、これは一時的なものです。
しばらく時間が経てば血流が回復して元の状態に戻ります。
一方、Bの神経性のシビレの場合はちょっと厄介です。
何らかの原因で神経が常に圧迫されていたり、神経自体が傷ついていたりすることで起こるため、その原因を取り除かないと回復しずらいですね。
からだは背骨に沿って走っている脊髄から体性神経が全身に向かって張り巡らされています。
脊髄の前側からは中枢の司令によって筋肉を動かす運動神経。
脊髄の後側からは体の各部からの感覚で、痛い、熱い、冷たいなどの感覚センサーする知覚神経。
シビレているという感覚を中枢に伝えるのは、もちろん知覚神経です。
下の絵をご覧ください。
脊髄から延びる知覚神経の神経支配領域は担当が決まっています。
頸椎から延びる神経は頭、肩、腕、指先のまで至り、腰椎から太腿の前面から脛、下半身の前部を支配しています。
例えば、腰椎椎間板ヘルニアの場合、腰椎の間の椎間板が変性し弾力性を失い、後ろ側へ飛び出してきます。
※上の写真の赤いところ
それが神経に触れ圧迫することで、その神経の支配領域の太腿やふくらはぎにシビレのような痛みを感じます。
このように脊髄のいずれかに問題があって生じるシビレは、「中枢性のしびれ」と呼ばれます。
一方、末梢の神経自体が締めつけてられて起こる、「末梢性のしびれ」もあります。
例えば、胸郭出口症候群の場合、鎖骨周辺の骨や関節の間で腕に向かって走る神経や動脈・静脈が圧迫されて、肩や腕にシビレが出るものです。
神経線維は表面が髄鞘と呼ばれるカバーで覆われています。
これは神経同士の情報をスピーディーにする働きをしています。
ですが、加齢などの原因よってカバーが剥がれて神経線維が剥き出しになると、ちょっとした刺激でシビレが生じることもあります。
痛みに関しては、筋肉痛など少し様子をみるのも余地がありますが、シビレに関していうと神経や組織が壊れているケースが殆どです。
さらに、長引くシビレは体が損傷し悲鳴をあげているサインです。
放置は禁物ですね。
こんな時は、自己判断せずに当院へご相談ください。
お役に立てるように頑張ります。
最期まで読んでいただきありがとうございます。感謝致します。
脊髄から延びる知覚神経の神経支配領域は担当がしっかりと振り分けられています
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